死にたい気持ち、生きる意味について考察

希死念慮持ち。内容は個人的思想です。気持ちに余裕がある時に更新します。

"あなたがたは、できる限りすべての人と平和に過ごしなさい。 "ローマの信徒への手紙12章6節から18節

"あなたがたは、できる限りすべての人と平和に過ごしなさい。 "

ローマの信徒への手紙12章6節から18節

12:6このように、わたしたちは与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っているので、もし、それが預言であれば、信仰の程度に応じて預言をし、

12:7奉仕であれば奉仕をし、また教える者であれば教え、

12:8勧めをする者であれば勧め、寄附する者は惜しみなく寄附し、指導する者は熱心に指導し、慈善をする者は快く慈善をすべきである。

12:9愛には偽りがあってはならない。悪は憎み退け、善には親しみ結び、

12:10兄弟の愛をもって互にいつくしみ、進んで互に尊敬し合いなさい。

12:11熱心で、うむことなく、霊に燃え、主に仕え、

12:12望みをいだいて喜び、患難に耐え、常に祈りなさい。

12:13貧しい聖徒を助け、努めて旅人をもてなしなさい。

12:14あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福して、のろってはならない。

12:15喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。

12:16互に思うことをひとつにし、高ぶった思いをいだかず、かえって低い者たちと交わるがよい。自分が知者だと思いあがってはならない。

12:17だれに対しても悪をもって悪に報いず、すべての人に対して善を図りなさい。

12:18あなたがたは、できる限りすべての人と平和に過ごしなさい。

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こんにちは。

今日は少し長く引用しました。

今回は、多様性への寛容という事をテーマに、これからの労働と、これからの住み方、暮らし方の変化について、述べたいと思います。

 

・多様性への寛容

「多様性への寛容」とは、自分以外の人間に対して、外見と内面に「自分と異なるところがあって当然だ」と理解して、自分と相手の考え双方を尊重する姿勢、だと言えると思います。

 

今日引用した聖書箇所にこのような記述がありました。

「12:6わたしたちは与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っている」

「12:16互に思うことをひとつにし、高ぶった思いをいだかず、かえって低い者たちと交わるがよい。自分が知者だと思いあがってはならない。 」

これらはつまり、それぞれが外面と内面によって違いを持っていることを知り、どちらが優位だとかで争うのではなく、お互いの意思を尊重し合い、現代の社会にあって社会的弱者とされる人と交わりなさい。という事だと僕は思います。

 

いつか死ぬ人間という生き物に、地位や名誉、お金がどれほどの価値があるものなのか、僕にはわかりません。今の社会で最低限生きるために必要な分は手に入れなければなりませんが、それ以上必要なのでしょうか。

僕は、UM(Union of Minimalist)というコミュニティに参加しており、ミニマリストという生き方に興味を抱いています。宗教と同じで、所属している人々の中にも様々な捉え方があると思いますが、僕は「ミニマリスト」を「自分が応援したい、取り組みたいと思える事や人にお金を使う為に、モノや支出を抑える姿勢」だと解釈しています。

www.suitablism.com

僕は、自分自身にとって大切でないモノを減らすこと、買わないことや、支出を抑えた分のお金を、

「ふとんで年越しプロジェクト」

ふとんで年越しプロジェクト2016 ~誰もが暖かく年を越せるように - クラウドファンディングのMotionGallery

「通っている教会への献金(被災者支援や炊き出し等に使われます)」

「自分が応援したい音楽アーティストのCD代」

www.facebook.com

「ひきこもり新聞を買うこと(応援したい活動への投資)」

ひきこもり新聞について | ひきこもり新聞

などに使っています。微々たるものですが、100できないから1しないよりは、1でも自分にとってできることをした方がいいのだと思っています。

先日は、どうせ人と外食する時はいろいろなものを食べるのだし、食事は一汁一菜で十分なのではないかと思い、お茶漬けとみそ汁だけのごはんを作ったりしましたが、問題ない満足度でした。また、一人暮らしに戻ったら、いろいろな野菜を使ったり、味噌を作ったりしてみたいなと考えています。笑

自分がお金を使った時、そのお金が、どのようにめぐり巡っていくか、を考えることが大切なことだと感じています。ワタミ電通などに使うことは、それぞれの企業の存続を応援することになります。もちろん、お金がどのように巡り巡るか、全てはわかりません。でも、ある程度はわかるはずです。どうせ自分の時間とお金と思いを消費するなら、「自分が応援したいと思えるもの」に投資するのはいかがでしょうか。

各々個人の「自分が応援したいもの」には、多様性があると思います。でもそれはどれも、悪いものではないと思います。あなたが、応援したいと思うものを、少しずつでも応援することで、多様性に寛容な社会の実現にもつながるのではないでしょうか。

 

・過労の問題

www.outward-matrix.com

 

 

過労について、上記の記事を読みました。

確かに、「過労」それだけが人を自殺に追い込むものではないと、僕も思います。

私は、人の心の寿命を縮めるものは、「相手の心を理解しようとしない姿勢」だと思います。

「自分の立場が上だと考えて、相手に対して何を言ってよいと思っている人」

「相手を慰めているつもりでも、慰めている自分を免罪符にしたいだけであり、相手に全く寄り添えてない人」

「干渉しないことで、自分に責はないと思っている人」

など。

それらの「社会の態度」全てが、人の心の寿命を縮めるのだと思います。

 

「12:10兄弟の愛をもって互にいつくしみ、進んで互に尊敬し合いなさい。 」

「12:15喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。 」

どうせ生きるなら、つらくて悲しいのは、大切なひとが亡くなる時くらいで十分じゃないでしょうか。

経済成長、お金を集めること、家・結婚・子供などの”形”によって幸せを達成しようと苦心することより、それぞれの人々、ひとりひとりが楽しく幸せに暮らすことを目指すことには、メリットが溢れていると思います。

幸せは、”形”によって実現されるのではありません。自分の心を大切にし、目の前にいる人の心を大切にすることで、生み出されるものだと思います。

 

・住み方、暮らし方の変化

glocal lifeさんが以下のようなことをツイートされていました。

 

同感。今の日本で、家やマンションを買おうとしている人は、金融リテラシーが低いと言わざるえない。人口が減少して、経済成長も期待できなくて、空き家が増えていく日本で、不動産を買い込むなんて「ババ抜き」と同じで最後まで「ババ(不動産)」を持ってる人が損をする。早めに一抜けた方が絶対得だ https://t.co/YW70x6EGYz

— Glocal Life (@glocal_life) 2017年1月26日

 http://www.outward-matrix.com/entry/2016/10/08/113552

 

僕も全く同感で、昔、「家を買っておかないと年とってから家を借りることは難しい」「家は資産になるからローンしてでも買っておけ」というニュースのコメンテイターを見て、何を言っているんだろうと思ったことがありました。

これからほぼ確実に、保証人のいないお年寄りの数は増大するでしょう。人口も減るでしょう。シェアハウスも増えるでしょう。その中にあって。上記のコメンテイターの指摘は、どこを向いているのかよくわかりません。

また、お年寄りだけでなく、若い人々も、シェアハウスなどで共に暮らすことや、様々なコミュニティに所属することが増えていくとおもいます。僕で言えば、UM繋がり、教会繋がり、ゲストハウス繋がり、ブログ繋がりなどです。

その中にあって、互いの考えの多様性を尊重し合い、話し合うべき時は話し合い、楽しく協力して生きていくことが、どんどんと大切な能力となっていくのではないでしょうか。

greenz.jp

 

12:13貧しい聖徒を助け、努めて旅人をもてなしなさい。

12:15喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。

12:16互に思うことをひとつにし、高ぶった思いをいだかず、かえって低い者たちと交わるがよい。自分が知者だと思いあがってはならない。

12:18あなたがたは、できる限りすべての人と平和に過ごしなさい。

 

12:13では、聖徒、と書かれていますが、12:18では、すべての人と書かれています。宗教や人種や文化、性別が異なっていても同じ人間です。その中に線を引くことに意味があるとは思えません。

「自分を含めてすべての人と平和に過ごす」、「自分を含めて、すべての人が心から笑って暮らせる」。誰もが描くその思いがキリスト教で「霊」と呼ばれるものかもしれません。なんにせよ、その思いの実現のためには、「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣き、高ぶった思いを抱かず、互いに平和に過ごすこと」に取り組んでいくことが大切だと思います。

そして、そのことが「多様性への寛容」を達成するひとつの手段だと思います。