死にたい気持ち、生きる意味について考察

希死念慮持ち。内容は個人的思想です。気持ちに余裕がある時に更新します。

足跡 / Footprints

暗闇を這う時、光を見出すのは、自分の心の深奥。
あなたと、あなたの心の奥底に在る想いを無視しては、生きていくことはむつかしい。

・生きることと死ぬこと
生者とは、”自分の想いを探すために、死の直前まで心を尽くして、時間を使う者”。
死者とは、”死ぬ直前まで自分の想いを省みず、心を騒がせる言動によって、自分の心から目を背け続ける者”。肉体的死の直前に、「私はこれまで生きてきて、結局何をしてきたのだ」と思う可能性が高い者。
肉体的に死んだものが死者ではなく、肉体的に生きるものが生者でもない。
もしそうだとするならば、ここに在って存在する意味を見いだすことはむつかしい。
想いとして、人の間に生きる。
その瞬間を重ねることで、肉体に頼らず、身体が動かなくなっても、誰かが私を思い出して、満たされることがあるならば。
私の行動の辻褄を合わせるのは偶然(ひとりひとりの想い、人の力の及ばないところ、御力)の集い。
驕り高ぶるよりは、自分自身と目の前の人に、向き合って。否定・拒絶・偏見をできるだけ用いることなく、思い、行動し、話せますように。

自分ひとりの力ではなく、想いの支えを求めます。

・"足跡”という詩
”足跡”
マーガレット・F・パワーズ
「ある夜、わたしは夢を見た。
わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。
暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。
どの光景にも、砂の上にふたりのあしあとが残されていた。
ひとつはわたしのあしあと、もう一つは主のあしあとであった。
これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、
わたしは、砂の上のあしあとに目を留めた。
そこには一つのあしあとしかなかった。
わたしの人生でいちばんつらく、悲しい時だった。
このことがいつもわたしの心を乱していたので、
わたしはその悩みについて主にお尋ねした。
「主よ。わたしがあなたに従うと決心したとき、
 あなたは、すべての道において、わたしとともに歩み、
 わたしと語り合ってくださると約束されました。
 それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、
 ひとりのあしあとしかなかったのです。
 いちばんあなたを必要としたときに、
 あなたが、なぜ、わたしを捨てられたのか、
 わたしにはわかりません。」
主は、ささやかれた。
「わたしの大切な子よ。
 わたしは、あなたを愛している。あなたを決して捨てたりはしない。
 ましてや、苦しみや試みの時に。
 あしあとがひとつだったとき、
 わたしはあなたを背負っていた。」
マーガレット・F・パワーズ
translation copyright(C)1996 by Pacific Broadcasting Association

/原文
"Footprints"
Margaret Fishback Powers
「"One night I dreamed a dream.
I was walking along the beach with my Lord.
Across the dark sky flashed scenes from my life.
For each scene, I noticed two sets of footprints in the sand,
one belonging to me
and one to my Lord.

When the last scene of my life shot before me
I looked back at the footprints in the sand.
There was only one set of footprints.
I realized that this was at the lowest and saddest times in my life.

This always bothered me and I questioned the Lord about my dilemma.
"Lord, you told me when I decided to follow You,
You would walk and talk with me all the way.
But I'm aware that during the most troublesome times of my life there is only one set of footprints.
I just don't understand why, when I needed You most,
You leave me."

He whispered, "My precious child,
I love you and will never leave you
never, ever, during your trials and testings.
When you saw only one set of footprints
it was then that I carried you."」
copyright(C)1964 by Margaret Fishback Powers


http://home.interlink.or.jp/~suno/yoshi/poetry/p_footprints.htm

・"My precious child,"
私にとって大切なあなた。